モンテの次世代エース登場!!
色々すごーいワインヴィネガーの巻
2022.09.30
カ・モンテ オンラインを運営する、モンテ物産の新入社員二年生、エリナちゃんが、部署の垣根を越えて色々な先輩に自社の商品について教えてもらうという、この企画。
エリナちゃんのお勉強に、読者の皆様もお付き合い。イタリアの食文化を深く楽しもう!!
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八木先輩、お疲れ様です!まず、簡単に自己紹介をお願いします!
- 八木先輩
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流通営業部の八木と申します。今年で入社して4年目で、小売(スーパー、百貨店)の営業をしています。
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スーパーさんとかにはどんな商品をお取り扱いいただいているんでしょうか?
- 八木先輩
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パスタ、トマト缶、オリーブオイル、パスタソースとか、店舗によっても違うんですが・・・
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トマト缶とか、よく見ます!!ところで先輩はどうしてモンテ物産に入社しようと決めたんでしょうか??
- 八木先輩
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私の父親がイタリア料理やってて、それで小学生の時一緒にイタリアに住んでたんですよ。父が修行でイタリアに行ってて、2年半くらい向こうで生活してました。その時からイタリアとは切っても切れないって感じですね。
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ご家族で!お父様もすごい情熱ですね!今日はワインヴィネガーについて教えてただけるとのことですが、ワインヴィネガーってなんですか?
- 八木先輩
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(ボトルの裏ラベルを見ながら)「イタリア産ぶどうを使用したワインを北イタリア・モデナの伝統製法にもとづき木樽でゆっくりと発酵、熟成させました」って、書いてあるね。笑。
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ふむふむ。
- 八木先輩
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この250mlのワインヴィネガーが発売されたのって、ちょうど私が入社してすぐだったんです。それまで500mlの大きいサイズしかなくて、小売り向け商品ということでバルサミコとラベルを揃えて、新しく250mlタイプが発売されたんです。先輩たちがどうやって導入していこうかっていうのを色々と研究していた時で、私も商談とかに同行したりして、入社したばかりだったので色々教えてもらったっていう思い出もあって、愛着がある商品です。
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それは思い出深い商品ですね!どんな特徴があるんでしょうか?
- 八木先輩
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スーパーの店頭によく並んでいるのはフランス産のものとか色々あると思うんですけど、一般的に流通しているワインヴィネガーはお酢の原液となるブドウを搾汁して発酵させてから、人工的に酢酸菌を加えて造るのですが、このアドリアーノ・グロソリ社のワインヴィネガーは搾汁したブドウと、Trucioli(トゥルチョリ)と呼ばれるブドウの枝とを一緒に木樽でじっくりと約15日かけて酢酸発酵させます。ブドウの枝と木樽に自生している天然の酢酸菌により自然発酵が起こるため、自然な形で作られたお酢ならではのまろやかな風味が感じられます。まあ私の使ってる感想だと、果実のトーンも含めてまろやかな印象で、酸味がツーン、としすぎない感じ。
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すごーい!工業的でなく、昔ながらの製法で造られているんですね!
- 八木先輩
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そうそう。その頃クラフトビールが流行っていたので、「クラフトワインヴィネガー」といって営業してました。何をもってクラフトなのかは・・・アレなんですけど。笑。あとはやっぱりこのラベルがインパクト強いですよね、バルサミコ酢の定番「公爵のお酢」と同じラベルなので、安心感というか。
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確かにそうですね!バルサミコ酢のラベル、有名ですもんね!この人って誰なんですか?
- 八木先輩
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バルサミコ酢を造ってるモデナ公国を17世紀中ごろに治めていたエステ家の、フランチェスコ1世です。このエステ家の文書に歴史上初めて"バルサミコ"という表現が確認できたり、オーストリア皇帝の戴冠式に贈り物として送っていた記録があります。そういった所縁があって、アドリアーノ・グロソリ社のシンボルになっているそうですよ。
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そうなんですね!
- 八木先輩
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半年くらい前の話だけど、創業者のアドリアーノ・グロソリさんが(御年92歳!)長年に渡ってバルサミコ酢の名を世界に広めた功績をたたえられ、カヴァリエーレ(騎士/ナイト)の称号をイタリア大統領から授与されたそうですよ!
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すごい!!大統領のお墨付きってことですね!じゃあこのワインヴィネガーも、日本のスーパーでもかなり売れてるんでしょうか??
- 八木先輩
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んーまだまだ、ですかね。やっぱり~「何に使うの?」っていう人が多い、バイヤーさんもそうですけどワインヴィネガーの必要性をそこまで感じていない人が多くて・・・・「ピクルスとマリネを作るだけなら、1本もいらなくない?」という人が多いですね。ワインヴィネガーがあればピクルスを作るかもしれないですけど、ピクルスを一から作る人も少ないと思うし、簡単に使えるお酢調味料とか、甘くて万人受けするものが売れやすいみたいです。でも、逆に言えばワインヴィネガーを置いてないスーパーもないんですよね。なので、このグロソリのワインヴィネガーの良さをしっかりと営業していくことが、大事かな、と。
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そうですね、さすが先輩!ではこのワインヴィネガーを使ったオススメのレシピを教えてください!
- 八木先輩
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実はこの商品が発売されるまで個人的にはあまりお酢を使ってはこなかったんですけど、このワインヴィネガーを導入するぞってなった時に、上司の荒井さんが考えたレシピがあって、鶏肉をソテーして、白ワインとワインヴィネガーとお砂糖を入れて、煮込むっていうのが簡単なんですけど、めちゃめちゃ美味しくて、そればっかり作って提案してました。しっかり煮込むとお酢の力でお肉も柔らかくなります。
【レシピ】
鶏もも肉の白ワインヴィネガー煮込み(2人前)
①フライパンにオリーブ
オイルとにんにくを入れ、
香りをうつします。
②塩こしょうをふった
鶏もも肉2枚をフライパンに入れ、強火でしっかり焼きます。
③白ワインヴィネガー70cc、白ワイン40cc、砂糖大さじ1、ローリエを加え、15分煮込んで完成!
ポイント:③の煮汁にブールマニエ(溶かしバター5gと小麦粉5gを練ったもの)を加えて強火でとろみをつけ、鶏もも肉にかけるとさらに美味しくなります♪
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美味しそう~!お腹がすいてきました~♥
- 八木先輩
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単にサラダにかけるだけとかじゃなく、そういう使い方もできるし、普段やらない味付けもできるし、なんかどうしても家で料理すると醤油+みりん+酒のワンパターンか、洋風にしようと思ったら塩コショウと、みたいになっちゃいますけど、これをちょっと入れるだけで全然味の印象変わるんで。
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なるほど~確かに!味のマンネリ化を防げますね!!
- 八木先輩
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他にはパスタとかにも使えて、このワインヴィネガーとアッラ・ガルム(魚醤)を同じくらい入れて、大葉と茗荷としらすをかけたスパゲッティがすごく美味しいです。酸味があるんですけど、ツンとしなくて、加熱するとまろやかになって旨みだけ残ります。パスタの味も、オイルベースとかトマトとか、和風とか以外にも「今日ちょっと違うの食べたいな~」と思ったときにこのワインヴィネガーがあれば重宝します。
※古代ローマの魚醤、「アッラ・ガルム」はカ・モンテで購入できます。
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サッパリして美味しそうですね!!ヘルシーな印象もありますしね!
- 八木先輩
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そうそう、身体にいいもの食べてる感がすごいあって、いいです。ブドウ原料なのでポリフェノールや酒石酸っていう有機酸も入っているし、ワインとお酢のいいとこどりなイメージです。
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ふむふむ。そういえば、お酢は身体にいいってうちの母もよく酢の物とか作ってくれました!
- 八木先輩
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抗酸化作用とか、疲労回復とか、学術的に証明されてるみたいですし、健康の味方ですよね。
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ありがとうございます!それでは最後にカ・モンテ オンラインのお客様へ一言お願いいたします!
- 八木先輩
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このワインヴィネガーはいろんな使い方ができるので、ぜひ使ってみてください。これに合うのかな?っていう食材にも、意外と合ったり、旨味が増したりして、特に火を通すと酸味が飛びますし。ぜひ、先入観を持たずに、ご家庭に1本常備してみてください。ワインヴィネガーの美味しい使い方が世の中に広まったらいいなと日々願っています。
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八木先輩!今日はありがとうございました!!
あとがき
今回は、2個上の八木先輩に、ワインヴィネガーについて語っていただきました!
小売店への営業で、商品の魅力を色々な角度から工夫してお伝えされていたお話が印象的でした。
今回は、八木先輩におすすめしていただいた「鶏もも肉の白ワインヴィネガー煮込み」を作ってみました。
簡単なのに、特別な日のご馳走にしたいくらい、お洒落な味!
お砂糖と合わせて煮込むことで、酸味がまろやかになって、ヴィネガーの旨みとほどよい爽やかさが楽しめました。お酢の効果か、お肉が柔らかく仕上がったのも嬉しかったです。
皆さんもぜひ、ワインヴィネガーならではの旨みとまろやかな酸味をお楽しみください!
次回もお楽しみに!
今回ピックアップした商品
※掲載記事の情報は2021年11月にご購入者様へ配布した記事を元に作成したものです。
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