コーヒー大好きカ・モンテの
マネージャーのイタリアカフェ文化の巻
2022.11.28
カ・モンテ オンラインを運営する、モンテ物産の新入社員二年生、エリナちゃんが、部署の垣根を越えて色々な先輩に自社の商品について教えてもらうという、この企画。
エリナちゃんのお勉強に、読者の皆様もお付き合い。イタリアの食文化を深く楽しもう!!
-
お疲れ様です!
尾嶋さん!今回で「教えて!モンテさん」はなんと10回目達成なんです!ということで、記念すべき10回目、今回は部署の垣根を越えずに、私の直属の上司、尾嶋さんにお話をお伺いしようと思います! - 尾嶋先輩
-
エリナちゃんお疲れ様!「教えて!モンテさん」も10回目とのことで、おめでとうございます。記念すべき10回目が私でいいんでしょうか・・・今日はマネージャーとしてでなく、もはやモンテ物産の社員としてでもなく、一私人として話させていただきます。
-
えーーーーーっ!(・・・・大丈夫かなぁ。。)
それでは、まず簡単に自己紹介をお願いします! - 尾嶋先輩
-
尾嶋です。2002年中途入社です。モンテ物産が富ヶ谷(東京都渋谷区)にあった最後の年に。もう駅から遠くて、遅刻ばっかしてました。夏とか暑くて大変だし、ご飯食べるとこも少ないし・・・。それで開発部に配属されて、食品とか、ワイン、ビールとか一通りやってたね。リキュールとかもやってて、前職でもリキュール扱ってたから「リキュールなんて売れないよ~」って先輩たちにいじめられてた(笑)
-
(苦笑)
- 尾嶋先輩
-
そのあとは、コーヒーの販促の仕事をやりました。そん時も、「モンテはコーヒーの会社じゃないよー」とまたいじめられ・・・(笑)。「お前たちコーヒーやってるけどな~そんなんじゃないんだよー俺たちはシェフに食品売るのが仕事だよ!」って。当時はほぼ業務用しかやってなかったし、食品を売れ売れ!って感じだったから。
-
尾嶋さん、いじめられっ子だったんですか・・・。(苦笑)
- 尾嶋先輩
-
まあそんなんで、今日はコーヒーの話をしようと思います。今回「教えて!モンテさん」に出るってなって、イタリアの食文化で一番何が好きか?と自問してみたんだけど、やっぱコーヒーかな、と。もともと好きでよく飲んでいたってのもあるけど、最初にコーヒーを担当していた時にイタリアのカフェ文化と出会って。日本でも色んなコーヒーショップやコーヒーブランドがあるじゃない?ビジネスとして領域があるのが面白いと思っていたのと、当時はイタリアのエスプレッソが流行りつつあったので、普及活動っていうのもしてた。
-
いきなり話が広がりましたね!確かにコーヒーの市場は広そうですね~!
- 尾嶋先輩
-
そうなんだよね。それで、イタリアって各地にコーヒーの銘柄やブランドが実はいっぱいあるわけ。ローカルなブランドも含めて。その中でも世界的に成功しているのが、キンボとラバッツァとイリーなんだけど~、、
-
その三大ブランドは、日本のスーパーさんとかでも目にしますよね!!
- 尾嶋先輩
-
あとはバールってあるじゃない。あれって、イタリアで15万軒くらいあって、必ず通りには1軒くらいあるじゃん?あと駅とか空港とか、大学とか病院とか、そういうとこにも絶対あって。エリナちゃんが留学してた学校にもあったでしょ??
-
ありましたー!!
- 尾嶋先輩
-
バールってさ、世界的にもイタリアにしかない業態じゃない?なんて言ったらいいんだろう、「立ち飲みカフェ?」だよね。あとは街のコンビニみたいな感じも併設してて、タバッキって言ってタバコとか切手とか売ってたりもするし、よろず屋みたいな感じ。
-
夜はお酒も飲めますしね!!
- 尾嶋先輩
-
そうそう、朝はエスプレッソかカプチーノとブリオッシュで、昼はエスプレッソとパニーニ食べて、夜はビールとかワインを軽く一杯飲むみたいな、常に朝から晩までやってる店。
-
イタリア人は一日に何度も行きますよね。
- 尾嶋先輩
-
イタリア人って朝出社するじゃない、そしたらまずバールに行って1時間くらい喋るんだよ、それから仕事を始めるんだけど、気が付いたらもうお昼になってる。基本的にねえ、イタリア人仕事に対しておおらかだから。これでよく経済回ってるなーって思うよ。
-
バールの良さって、バールの店員さんとか常連のお客さんと話すためにバールに通うみたいな感じだなって、おしゃべりの場だなーって感じました。バールの店員さんと仲良くなってきたら「私ちょっとトイレ行ってくるから店見てて」って言われたこととかもあって。それと、エスプレッソの値段が安いのも魅力の1つですよね!
- 尾嶋先輩
-
そうそう、1ユーロとか、0.8ユーロとかそんなもんだし。大都市とか、あとはハイブランドが出してるバールとかだと高かったりするけど。有名なブランドとか、自動車のメーカーとかも、バールを出していて、そういう魅力があるんだよね、フォーマットが色々ある。そういう業態、文化、イタリアの国民性みたいなものが象徴されているところが好きって言うか、イタリアにしかないから、そこがいいなと思った。
-
なるほど~確かに独特ですよねー。
- 尾嶋先輩
-
スタバのハワード・シュルツが、イタリアのバールでエスプレッソ飲んで感銘を受けて、アメリカに戻ってお店を始めたってのもなんとなくわかるじゃない?
-
そうなんですか!?へー。あのスタバにもイタリアのバールの影響が!バールってたくさんありますけど、どうやってお店選びってされてますか?
- 尾嶋先輩
-
バールって、結構名店があって、例えばナポリのガンブリヌスっていう、いわゆるグラン・バールと呼ばれるんだけど、これはそこで買ったカップ。
-
おー、すごいですねー!
- 尾嶋先輩
-
各地に名店がいくつかあるから、まずはそういうところに行くといい。ミラノはカフェ・コバとか、ズッカっていうカンパリ発祥のバールがあったり。トリノだとチョコレートドリンクのヴィチェリンを作ったアルビチェリンとか。ヴェネツィアのカフェ・フローリアンっていうのは世界最古のカフェ、古さに味がある。
-
主要都市には行くべきバールが必ずあるんですねー!
- 尾嶋先輩
-
ナポリだとキンボの店で、ラ・カッフェッティエラ。そこも結構渋くて、いいよね。当時は1日に5軒くらいバール周ってて、そこで気づくのが、やっぱり店によって味がバラバラなのと、美味しくないところもある。イタリアだから美味しいってのは違って、人による。しっかりしたのが出てこないこともある。
-
そういう意味でもイタリアらしさがバールには表れているんですね~。
- 尾嶋先輩
-
とはいいつつも、家庭でもイタリア人はコーヒー飲むんです。ほぼ、どの家に行っても、これがあるんですよ、ビアレッティのマキネッタ。これを火にかけてポコポコいわせて、うす~いエスプレッソみたいなのを飲んでる。
-
すごい使い込んでますね~。
- 尾嶋先輩
-
以前コーヒーを担当してた時は、マキネッタを広めようと、このビアレッティとコラボのキャンペーンとかもやった。自慢になるけどマキネッタを語れる日本人は、俺が3本の指に入ると思う。
-
すごいですねー!イタリア行くと色んなとこで売ってますよねー。お土産とかでも。
- 尾嶋先輩
-
なんか登山用のとか、いま日本でもアウトドア流行ってるしいいんじゃないかな。あとサッカーチームのデザインのマキネッタとかもあるから、サポーターは喜ぶよね。日本のコーヒーも奥が深いけど、こういうのも含めて、イタリアのコーヒーも奥が深いよねー。
-
尾嶋さんは普段どんなコーヒーを飲むんですか?豆とか。
- 尾嶋先輩
-
基本的にキンボしか飲まない。朝起きて、仕事始めと同じくらいのタイミングで。豆、粉、カプセルもひととおり、色んな商品を飲むようにしてる。これは仕事の話になるけど、毎日使っていると、使っている人の気持ちがわかるようになるかな、と。
-
さすがですね!!
- 尾嶋先輩
-
やっぱ、キンボの良さって、導入するときに社内でも色々なブランドのコーヒーを飲んだんだけど、満場一致でキンボが一番美味しいってなったのね。豆自体のクオリティが高いのと、焙煎とか、配合とか、どれも美味しい。コーヒーって、焙煎でごまかせる部分もあると思うけど、エスプレッソだと圧をかけるから、いい豆じゃないと美味しいのが出ない。グループ会社が生豆の輸入会社だから、ちゃんとした豆を使用してるんだなってわかるよね。
-
なるほど~それではおすすめを紹介してください!
- 尾嶋先輩
-
個人的に好きなのは、トップフレーバーとプレミアムかなー。トップフレーバーはアラビカ100%なんで、僕は酸のある上品な味わいが日本人好みかなと思う。プレミアムは焙煎もしっかりしていて、インパクトの強い味わいで、ドリップコーヒーにしても一番うまい。キンボはいいと思うよー、自分の親とか親戚とかに配ったりすると、美味しいってみんな言ってくれる。
-
贈り物にも使えますね!
- 尾嶋先輩
-
なんかね、イタリアのコーヒーってワインと同じくらい文化的な飲み物だよね。
-
コーヒーが飲みたくなってきました~。
- 尾嶋先輩
-
じゃあこのチンバリのマシンで、エスプレッソ淹れましょうか。
※業務用のエスプレッソマシンを備えたモンテ物産のテストキッチンでインタビューしています。
-
ありがとうございます!その前に、最後にカ・モンテオンラインのお客様へ一言お願いいたします!
- 尾嶋先輩
-
いつもご愛顧ありがとうございます。カ・モンテオンラインは、直販サイトなので、お客様の声がダイレクトに聞けて、楽しんでいただいている、役に立っているということがわかって、本当に励みになっています。日本にバールはないですが、イタリア式の家での飲み方も、楽しんでほしいです。イタリアに旅行に行かれる機会があれば、是非バールへも赴いていただいてイタリア文化の奥深さを体験すると良いんじゃないかと思います。
-
尾嶋さん、今日はありがとうございました!
では、Un caffè, per favore!(コーヒーくださ~い!)
あとがき
「教えて!モンテさん」も、早いもので10回目となりました。ここまでお読みいただいている皆様、ありがとうございます!
記念すべき今回は、私の直属の上司である尾嶋さんに、エスプレッソを淹れていただきました。慣れた手つきでエスプレッソマシンを操作される尾嶋さん、プロのバリスタのようでした!
使用したコーヒー豆は、「キンボ エスプレッソ豆・プレミアム」。濃厚でコクのある味わいは、ナポリ伝統の味だそうです。お砂糖を入れずに飲んでみると、とても深い苦味が感じられましたが、こちらにお砂糖をたっぷり入れて飲むのがイタリア式。苦みと甘みのマッチがたまらなく美味しいです!
皆様も、エスプレッソを片手に、イタリア気分を楽しんでみませんか?
次回もお楽しみに!
今回ピックアップした商品
※掲載記事の情報は2021年12月にご購入者様へ配布した記事を元に作成したものです。
この記事をシェアする