イタリアット パスタソースで作る
アレンジレシピ Vol.10 –
野菜のボロネーゼ

イタリアットの人気パスタソースを使った、とっておきのアレンジレシピを、料理研究家・西祐子さんに教えていただくこちらのシリーズも、今回で10回目。今月は、「野菜のボロネーゼ」を使った、「野菜のベジスープ」のレシピをご紹介します。味の決まった瓶詰めソースのリメイクで、簡単ながら本格的な美味しいスープが作れます。野菜たっぷりのヘルシーなスープをぜひお試しください。
野菜のボロネーゼで作る、具沢山ベジスープ

今月のITALI@- イタリアットのパスタソースのアレンジレシピは、大豆ミートを使ったボロネーゼで作る、野菜たっぷりのベジスープをご紹介いたします。 このスープのポイントは、水やパスタソースを入れる前に野菜だけでじっくりじっくり弱火で蒸し煮にすること。そうすることで、野菜からの旨味や水分を存分に引き出すことができます。基本的に野菜は冷蔵庫にあるもの何でもOKですが、玉ねぎと長ネギを両方入れることで風味に奥行きが出ます。これからの季節、茄子やズッキーニ、パプリカなど夏野菜を入れてもよし、カボチャなど入れても。ベーコンなどの肉類が入っていなくても、大豆ミートの旨味と白いんげん豆、そしてたっぷりの野菜でヘルシーなのに満足感のある一皿です。 今回はワインに合うスープとして、コクと香りを少しプラスしたくて、焼きチーズを最後に添えてみました。途中スプーンで崩して、味変しながら召し上がってみてください。 合わせるワインは、エミリア=ロマーニャ州のオレンジワインを選びました。白ブドウを皮ごと醸す赤ワインと同じ工程で作られているので、白ワインのようなフレッシュさもありながらも複雑味と長めの余韻を楽しめるタイプ。凝縮したたくさんの野菜の旨味に寄り添ってくれるワインです。 少し食べすぎたかな…という時や、これからの蒸し暑い季節食欲がいまいち出ない時などにもおすすめの具沢山ベジスープ。以前ご紹介した「夏野菜と野菜のボロネーゼの重ね焼き」と共に、野菜のボロネーゼのアレンジレシピぜひお楽しみください。
<材料>
作りやすい分量
- お好みの野菜
- 合計約600g
- キャベツ
- 100g
- 玉ねぎ
- 1/4個
- 長ネギ
- 50g
- セロリ
- 50g
- 人参
- 100g
- じゃがいも
- 1個
- いんげん
- 40g
- かぶ
- 1個
- オリーブオイル
- 大さじ1
- 水
- 500cc
- ローリエ
- 1枚
- 塩
- 適量
- パルミジャーノの
すりおろし、又は粉チーズ - 約20g
- セルフィーユ
- 適量
- 黒胡椒
- 適量

<作り方>
- 野菜は全て1cm角に切る。

- 鍋にオリーブオイルを温め、かぶと白いんげん豆以外を炒める。塩をひとつまみ加え、蓋をしてごく弱火で15分程蒸し煮にして、野菜の甘みを存分に引き出す。

- かぶと白いんげん豆を加え炒め合わせ、パスタソースを加えて馴染ませる。水とローリエを加えて中火弱で10分程煮込む。塩胡椒で味を整える。


- 焼きチーズを作る。オーブンを200℃に予熱する。オーブンシートの上に、パルミジャーノのすりおろし又は粉チーズを隙間なく広げ、予熱したオーブンで約7分焼成する。網に取り、粗熱を取る。


- ③のスープを器に盛り、④の焼きチーズとセルフィーユを添える。オリーブオイルを少々まわしかけ、お好みで黒胡椒をふりかける。

<ポイント>
- ✓最初に野菜だけで蒸し煮にすることで、野菜の旨味と水分を引き出します。焦がさないようにごく弱火で、また焦げないように途中で様子を見てください。
- ✓野菜はお好みのものでOK。600gの野菜に対して、パスタソースが瓶半分200gを目安としてください。
合わせたワイン
Poderi dal Nespoli / Orange Wine Rubicone ポデーリ・ダル・ネスポリ / オレンジワイン

エミリア=ロマーニャ州でナチュラルに造られる、美しい黄金色が目をひくオレンジワイン。白ブドウを果皮ごと醸す、赤ワインと同じ工程で造られているので、軽やかさもありながら複雑味と余韻も楽しめるタイプです。酸は穏やかで、果皮からくる苦みを感じ、フルーツの蜜のような香りも。旨味を感じる味わいなので、野菜の旨味、特にトマトの風味を穏やかに包み込んでくれる印象です。野菜はもちろん、軽やかな肉料理や魚料理とも合わせやすく、これからの季節のおうちごはんにおすすめです。
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