イタリアット パスタソースで作る
アレンジレシピ Vol.11 –
トマト&バジル

イタリアットの人気パスタソースをアレンジした簡単&本格レシピを料理研究家の西祐子先生に教わる本シリーズ。今回は、香り豊かな「トマト&バジル」を使った絶品ラタトゥイユをご紹介します。茄子やズッキーニなどの夏野菜をたっぷり使った、常備菜にもおもてなしにも使える一品です。スパークリングワインのおつまみにピッタリな今が旬の鰯のパン粉焼きのレシピも合わせて教えていただきました。
トマト&バジルで作る、ラタトゥイユと鰯のパン粉焼き

今月は私のとっておきのレシピ ラタトゥイユをご紹介します。…といっても、ITALI@ - イタリアットのパスタソーストマト&バジルを使った、お手軽バージョンです。 私のラタトゥイユの特徴は、「煮込まずに仕上げる」こと。少し手間はかかりますが、野菜それぞれに別々の火入れをして、丁寧に仕上げていきます。 まずのこだわりポイントは、ズッキーニと茄子。種の部分を取り除いて、多めのオイルで揚げ焼きにし、しっかりと油を切ります。このひと手間で、時間が経っても水分が出たり、味がぼやけたり、オイリーになったりするのを防いでくれます。 もうひとつのポイントは、パプリカの火入れ。面倒に感じるかもしれませんが、あらかじめオーブンで焼いて皮をむいておくと、パプリカの甘みが引き立ち、食べたときの口当たりが格段によくなります。ぜひ試してみてください。 野菜それぞれに火入れをしたら、あとはおいしいトマト&バジルのパスタソースと和えるだけ! 今回は、初夏にぴったりのスプマンテを合わせたくて、付け合わせには鰯のパン粉焼きを選びました。ラタトゥイユは、シンプルにグリルしたお魚やお肉に添えてソース代わりにしたり、バゲットにのせてタルティーヌのように楽しむのもおすすめです。 これから旬を迎える夏野菜をたっぷりと使って、パスタソースで手軽に作れるラタトゥイユ。常備菜にも、おもてなしの一品にも、ぜひお試しください。
<材料>
作りやすい分量
- ITALI@パスタソース
トマト&バジル - 100g
- 水
- 30cc
- パプリカ(黄)
- 1個
- ズッキーニ
- 1本
- 茄子
- 2本
- オリーブオイル
- 適宜
- 塩、胡椒
- 適宜
- いわし
- 2尾
- 塩、胡椒
- 適量
- バジル
- 4枚
- パン粉
- 10g
- パセリ
- 1枝分
- オリーブオイル
- 大さじ1


<作り方>
- ラタトゥイユを作る
- 1)パプリカはオーブンシートの上にのせ、オリーブオイルを少々まわしかける。200℃に予熱したオーブンで20分焼く。オーブンから出し、アルミホイルをふわっと被せて粗熱を取り、皮と種を除いて2~3cm四方に切る。

- 2)ズッキーニと茄子は縦4等分に切り、種の部分を取り除く。(写真参照)


- 3)フライパンに多めのオリーブオイルを熱し、ズッキーニを揚げ焼きにする。オリーブオイルを適宜足しながら、茄子も同様に揚げ焼きにする。ざるに取り、しっかり油を切る。軽く塩胡椒をする。


- 4)3)のフライパンにパスタソーストマト&バジルと水を加えて火にかけ、軽く煮詰める。

- 5)1)のパプリカ、3)のズッキーニと茄子を加えてソースと和え、塩胡椒で味を調える。

- いわしのパン粉焼きを作る
- 1)いわしは三枚におろす。
- 2)ごく軽く塩胡椒をして、身の方にバジルをのせてくるりと巻く。巻き終わりを爪楊枝などで留める。

- 3)パン粉に刻んだパセリとオリーブオイルを加え、よく馴染ませる。

- 4)2)のいわしの上に3)のパン粉をこんもりとのせる。

- 5)200℃に予熱したオーブンで約12分焼く。


<ポイント>
- ✓パプリカはオーブンで焼くことで甘みが引き立ち、皮も剥きやすくなります。皮を剥くことで口当たりがぐっとよくなります。
- ✓ズッキーニと茄子は種を取り除くことで、水分が出にくく、時間が経っても味がぼやけません。
- ✓ラタトゥイユは出来立てよりも、少し時間を置いて粗熱が取れる頃が、味が馴染んで美味しくなります。
- ✓パン粉焼きは、いわしのほかアジなどでも代用可能です。
合わせたワイン
Villa Matilde / "Fala Festa" Spumante ヴィッラ・マティルデ / “ファラ・フェスタ”スプマンテ

カンパーニャ地方の土着品種―ファランギーナで造られるスプマンテ。"Fala Festa"とは、品種名と「お祭りをする」という意味のイタリア語を掛け合わせた造語なのだそう。名前の通り、華やかでエレガントなボトルが食卓でもひときわ目を引きます。活発な泡が長く続き、白桃やりんごのようなフレッシュな果実味に、ほのかなハーブの香り。ミネラルも感じられ、さわやかで上品な味わいが特徴です。アペリティフとして、よく冷やしてスタートしても良し、シンプルな魚料理と合わせても良し。夏のホームパーティーにもぴったりな1本です。
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