イタリアット パスタソースで作るアレンジレシピ vol.3
鶏むね肉のコルドンブルー アラビアータソース
2023.5.29
2023年リニューアルしたItali@ - イタリアット - パスタソースシリーズ。 一回目はパスタで召し上がっていただいて、二回目をアレンジメニューで楽しんでいただく、そんなレシピを料理研究家の西祐子さんに教えていただくシリーズ。 今回は「おこりんぼ風」という意味を持つ、日本でも人気の辛いアラビアータソースを使用します。
鶏むね肉のコルドンブルー
アラビアータソースのレシピ
今月ピックアップするItali@-イタリアットのパスタソースは、アラビアータ。唐辛子の辛みがしっかりと効いたこのアラビアータソースに合わせて、フランスのチキンカツ『鶏むね肉のコルドンブルー』をご紹介します。
青いリボンという意味で、私の出身校 ル・コルドンブルーと同じ名前がつく料理ですが、肉を薄く叩いて、ハムとチーズを包んで揚げたフランスの定番料理。衣がついた状態で、マルシェでも売っていたりします。フランスでは仔牛を使うことが多いですが、今回は鶏むね肉で。パサつきがちな鶏むね肉がジューシーに仕上がります。中に包むだけでなくパン粉にもチーズを使うことでより香ばしく、たっぷりのチーズがピリッとしたソースの辛みをまろやかにまとめてくれます。
<材料>
2人分
- イタリアット
アラビアータ - 100g
- 鶏むね肉
- 1枚(250~300g)
- ロースハム(薄切り)
- 4枚
- シュレッドチーズ
- 40g
- 粉チーズ
- 50g
- パン粉(乾燥のもの)
- 適量
- 薄力粉
- 適量
- 溶き卵
- 1個
- パセリのみじん切り
- 適量
- 揚げ油
- 適量
- 黒胡椒
- 適宜
お好みでベビーリーフなど
<下準備>
- 市販の乾燥パン粉をフードプロセッサーなどで細かくして、目の粗いザルでふるっておく。
- シュレッドチーズも細かく刻んでおく。
<作り方>
- 鶏むね肉は皮を取り、筋や白い膜があればきれいに取り除く。2つに切り、観音開きのように開いて厚みを均一にして、肉叩きなどで軽く叩いて薄くする。
- ①の鶏むね肉にロースハムを少し重なるように並べ、細かく刻んだシュレッドチーズをのせる。チーズが出ないように形よく折りたたむ。少し手でプレスするようにくっつけると良い。冷蔵庫で15分ほど休ませる。
- パン粉と粉チーズは合わせておく。
- ②の鶏肉に胡椒をして、薄力粉→溶き卵→③のチーズパン粉の順に衣をつける。
- フライパンに油を温め、170℃くらいの低めの温度でじっくりと揚げ、最後温度を上げて色よく揚げる。網に取る。
- 小鍋にアラビアータを温め、パセリのみじん切りを加える。
- お皿に⑥のアラビアータソースを敷き、揚げた鶏むね肉をのせる。お好みでリーフサラダなどを添える。
<ポイント>
- ✓パン粉を予め細かくすることで、油の吸収を抑え、さっくり軽く揚げることが出来ます。
- ✓鶏むね肉は、ハムやチーズを挟んだら冷蔵庫で休ませることで、バラバラになることなく形よく揚げることが出来ます。
- ✓具材にも衣にもチーズを使用し、アラビアータがしっかりした味なので、鶏肉に塩をする必要はありません。
合わせたワイン
UMANI RONCHI / “LH2“ Metodo Classico Extra Brut
ウマニ・ロンキ / “LH2“メトド・クラッシコ・エクストラ・ブリュット
シャンパーニュと同じ製法の瓶内二次発酵で造られるスプマンテ。以前『CAPUTOで作るフランスの粉もの vol.5』でもご紹介したことのある、私の好きな造り手さんの、イタリア中部のマルケ州のワイナリー ウマニ・ロンキのものです。 シャルドネとヴェルディッキオを約32ヵ月もの間澱と共に熟成しているので、酵母からくる焦がしたパンのような香りがまさに、かりっと揚げた衣と好相性。軽快な泡と穏やかな酸が、揚げ物を軽やかにすっきりまとめてくれる印象です。 余韻も長いので、食事を通して楽しめる1本です。
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