教えて!モンテさん

魅惑のトリュフとイタリアの
ベリッシモなテーブル事情の巻

エリナちゃんのイメージ画像 カ・モンテ オンラインを運営する、モンテ物産のそろそろ中堅社員、エリナちゃんが、
部署の垣根を越えて色々な先輩に自社の商品について教えてもらうという、この企画も
今回でなんと最終回。エリナちゃんと一緒に、イタリアの食文化を深く楽しもう!!

エリナちゃん

本田先輩!お疲れ様です。まずは簡単に自己紹介をお願いします!

本田先輩本田先輩の写真

本田です。入社は2001年で、前は計量器の機械メーカーで働いてました。モンテ物産は大阪で6年間営業で、2007年から7年間ミラノ駐在。連続で駐在していた期間は多分一番長いと思う。その後昨年の春まで商品開発部、だから海外との業務は17年携わった。それで今は広域営業部やな。

本田先輩の写真
エリナちゃん

イタリア駐在長いですね~!前職の時からイタリア語話せたんですかー??

本田先輩本田先輩の写真

ううん、英語だけやな。駐在行く前に、3ヶ月だけペルージャにある外国人大学行かせてもらえるんよ。興味があったから、駐在に任命される1年前から大阪にあるイタリア文化会館のコースに週1で通ってたんやけど、そこで1年習った内容、ペルージャ行ったら3日で終わった(笑)。

エリナちゃん

え~(笑)!3ヶ月でイタリア語習得できるんでしょうか?

本田先輩本田先輩の写真

いや、できないよね(笑)。外国人大学って言っても、学生課のスタッフの人でも英語喋れる人がほぼいなくて。一人、英語を話せるマルコ君って子がいたから、彼に頼りきって「テスト受けるにはどうしたらいい?」とか「どこ行ったら家借りれる?」とか聞いて。そしてペルージャでは3ヶ月、80歳のおばあちゃんと二人暮らし。

エリナちゃん

あ、ホームステイにしたんですね~。

本田先輩本田先輩の写真

そこでおばあちゃんの友達とお菓子賭けてカードゲームをしたりね。 「スコーパ」っていうゲームで、タバコの道具とかキセルとか置いてあるようなバールには、必ず置いてあるんやけど。でもまあイタリア語は3ヶ月では覚えられへんから、あとは実地。つらかったね~。

スコーパの写真
エリナちゃん

そうなんですねー。ご家族も一緒に行かれたんでしょうか?

本田先輩本田先輩の写真

娘は2歳のときにイタリア行ったから、色々大変やったね。幼稚園は現地の幼稚園しかなくて、キリスト教系の、シスターが校長先生の幼稚園。まず教えたのは、「No(いや)」と「Bagno(トイレ)」と、あとニコラっていう悪ガキがおったから、「ニコラが叩いた」っていうのを先生に伝える、この3つをまずイタリア語で教えたわ~。

エリナちゃん

かわいいですね~。

本田先輩本田先輩の写真

向こうで面白いのが、給食をちゃんとコース仕立てで食べさすんよ、昼から。前菜、パスタ、メイン、デザートみたいな。ワンプレートになってるんやけど、給食のおばさんがいて、今日何食べさせたかっていうのを、お迎えに行った親にもわかるように黒板に書いてある。

エリナちゃん

へー!面白いですね~!!

本田先輩本田先輩の写真

日本人はロングパスタが好きやけど、小さい子はうまく巻けないから、ショートパスタが出るんだよね。イタリアでショートの方が人気なのは、そういうのもあるかもね、小さい頃食べてたから。うちの娘もショートパスタ大好き、未だに。

エリナちゃん

なるほど~!最初に食べるのがショートパスタだからですねー。ところで今日は、トリュフについてお話しいただけるとのことですが、あらためてトリュフって何でしょうか?

本田先輩本田先輩の写真

栄養価のほぼないキノコやん(笑)。食べて美味しいかっていうか、香りを楽しむ食材やから、ちょっと特殊だよね。あんまり知られてへんけど、代表的なのは5種類あって~、春に出てくる、白と黒のあいのこみたいなビアンケッティ、夏のサマートリュフ、ウンチナートって言う秋トリュフ、黒いダイヤとも言われる冬トリュフのプレジャート、そして最高級の白トリュフ。この5つがだいたい有名なやつで、その中でも冬の黒トリュフと白トリュフが一番高価というか、イタリア人も大好きな、希少性の高い品種になるね。

本田先輩の写真
エリナちゃん

ふむふむ。トリュフって黒と白だけかと思ってましたが、色々あるんですね~。

本田先輩本田先輩の写真

産地でいうとピエモンテ州のアルバが断然有名やけど、トスカーナ州のサン・ミニアートっていうところと、マルケ州のアックアラーニャっていうところも白トリュフで有名かな。黒トリュフはウンブリア州もそうだし、モリーゼ州なんかでもとれる。ウンブリアは黒トリュフの加工メーカーとか、トリュフ屋ばっかり集まってる場所もあったり。

エリナちゃん

そうなんですね~!日本でもトリュフ風味の商品をたくさん見かけるので、そういったところから来てるんでしょうねー。感動した食べ方ってなんでしたかー?

本田先輩本田先輩の写真

やっぱ一番おいしいのは卵との組み合わせかな、アルバで食べた白トリュフと目玉焼き。

エリナちゃん

おお、トリュフ祭りのシーズンですか?

本田先輩本田先輩の写真

あのあたりかなー。アルバのトリュフ祭りは10月くらいから始まるんやけど、地元の人に言わすともうちょっと後半の11月くらいがいいらしい。街中にテント立てて、トリュフ商の人たちがフレッシュトリュフもそうだし、こういう加工品も売っていて。テントの中入ったら白トリュフの香りがすごい充満してて、鼻がバカになるくらいに。

アルバのトリュフ祭りの画像
エリナちゃん

すごーい!一度行ってみたいです~!!

本田先輩本田先輩の写真

卵黄をたくさん使った手打ちの細い生パスタ、タヤリンも美味しいしね、フレッシュトリュフかけて。

タヤリンの画像
エリナちゃん

んむむむ~!超贅沢ですね~!!
お腹が空いてきました~!ところでトリュフってなんでこんなに高価なんでしょうか?

本田先輩本田先輩の写真

希少性って言うのもあるけど、基本的に栽培できへんからちゃうかな、他のキノコみたいに。天然のものしかないねん。ここ行ったらあるっていうもんでもないし。ウンブリアでトリュフハンターについて行ったことあるけど、犬連れて、鍬みたいの持って、探すんよね。あとはサン・ミニアートで、メーカーのオーナーさんが所有してる山に連れていってもらって、「こうやって採るんだよ」って教えてもらったことあるよー。

トリュフハンターの写真
エリナちゃん

すごーい!どうやって採るんですかー?

本田先輩本田先輩の写真

木の根っこのところで、地面が盛り上がって割れてるんだよね。「それが目印なんだよー」って。そこを掘り返したらあんねん。そこは犬とか連れてなかったけどね~。そのトリュフはくれた(笑)。

エリナちゃん

すごいですねー!イタリア人にとってトリュフって、どんなものなんでしょうかー?

本田先輩本田先輩の写真

やっぱ風物詩のうちのひとつちゃうかな。日本でいう松茸とか秋刀魚みたいな、季節を感じる食材。さっき話したトリュフ産地で有名なサン・ミニアートとか、アックアラーニャとかは、すごい小さい街なんやけど、その時期になると国内外から人が集まるから、わくわくするというか。その時期には必ずあるもんね、どんなレストランに行っても。フレッシュのポルチーニ入荷した~とか。日本と同じでだいたい季節のものは黒板メニューやけど、そういうところに大抵書いてある。

エリナちゃん

季節を連想させる食材なんですねー!うーん、素敵!!

本田先輩本田先輩の写真

この時期のピエモンテは最高だよね~、トリュフ尽くし。タルタルにシャッシャってするやん、タヤリンにもシャッシャってするやん、最後に卵にシャッシャッシャってするやん。 ※タルタル・・・カルネ・クルーダ(ピエモンテ州の郷土料理で仔牛肉などのタタキ)

タルタルとタヤリンの画像
エリナちゃん

私もシャッシャってしたいです・・・・。ちなみに先輩はこのトリュフ塩はご自宅だと、どういう風に使用していますかー?

本田先輩本田先輩の写真

トリュフ塩は家でも結構使うねん、揚げ物に。白トリュフソルトは天ぷら系、海老とか野菜とか。黒トリュフソルトはカツ系、トンカツとかフライ。白トリュフソルト×鶏天、美味しいよ~。このトリュフオイルは気軽に高級感出せるからいいよね。色んなお店で使ってもらってるし。

エリナちゃん

美味しそうですね~、今度早速やってみます!現地でトリュフを食べたりできるご経験をしてきた半面、やはり駐在となると色々大変なこともありましたかー?

本田先輩本田先輩の写真

数々のトラブルはあったね。一番ピンチだったのは、パスタメーカーが二社同時期に倒産したときかなー、あれはきつかった。イタリア中を回って、なかなか決まらんかってんけど、なんとかラ・モリサーナと契約ができて。

エリナちゃん

うわー、大変ですね。すでに色んなレストランさんでも使用していただいてて、欠品っていう訳にいかないですもんね。

本田先輩本田先輩の写真

イタリアでもパスタで5本の指に入るような有名なブランドを扱えるようになったのは、よかったけどね。いま取り扱っているサンベネデットとか、カプートとか有名なブランドも、何年もかかったしね。モンテ物産って日本よりイタリアの方が有名かもしれへん、この業界では。イタリアの展示会とか行くと、結構知られてたりする。カタログの最初のページにイタリアの地図とメーカー紹介があるでしょ?昔の社長が言ってたのは、「“おれもここの仲間に入れて欲しい”って思われるような、メーカーを取り扱いせなあかんわ」って。

エリナちゃん

なるほど~。そういう良いメーカーと、取引できるように会社として成長していかなきゃいけないんですねー。

本田先輩本田先輩の写真

入社した時から駐在行きたかったし、そういう業務に関われたのは嬉しかったなあ。イタリア人ってほんとに特殊やなって思う、人と人との繋がりでやってるからさ。紹介、紹介、紹介。他の輸入商社だと、しょっちゅう商品変わるところもあるけどさ、特にワインは。うちの商品はどれも長いものが多いやん?営業っていう立場だと「変り映えせえへんなあ」とか「新しいのやったらええのになあ」と思うこともあんねんけど、それもまあもっともなんやけど、イタリア的には一社と長く付き合うっていうのがすごく大事で、だからこそ信頼してくれたり、協力してもらったり。問題があったときも一緒に解決したり。品質問題とか、補償をちゃんとしてくれたりとか。そういうのの積み重ね。お互い「流行ってるから」とか「モンテよう売りよるから」っていうのじゃ、長続きせえへん。

エリナちゃん

おおお。モンテ物産は老舗インポーターなんて言われることもありますけど、長いお付き合いが信頼関係を構築して、一緒にイタリアの食文化を日本で盛り上げていけるんですねー。それでは最後に、このコラムをお読みのお客様に一言お願いします。

本田先輩本田先輩の写真

取扱商品ってたくさんあるけど、そん中から自分のNo.1、これめちゃめちゃ好きっていうのを見つけていただいて、家で美味しいもの食べて欲しいなっていうのと、友達とかに広めて、美味しい幸せとか楽しさの輪を広げて欲しいなって思います。イタリア人って、人生を楽しむプロやからさ。当然、生きてる中でつらいこともあるやろうけど、彼らは食卓を囲むときはほんとに幸せそうで。美味しいもの食べて、美味しいワイン飲んで、楽しんで、こっちも幸せにしてくれる。それを日本でも伝えていきたいなと思うし、感じていただきたいなと思います。
彼ら、本当に好きなやつ以外テーブルに呼ばないんよ、ビジネスは別やけどね。彼らにとって食卓って凄い大事で。ビジネスだったら日本ではゴルフとかあるけど、彼らはその代わりに食事。どういう身なりをしているか、どういう話をするか。ビジネスパートナーとなるかもしれなくても、そこで数字の話をしたりはしない。イタリアの映画の話をしたり、例えばピエモンテの話をしたり、「こういう名産品ありますよね」とか「ここ行きました」とか。そういうところを、見ていないようで見ている。テーブルマナーとかも。そういうところで、「こいつどういう人間なんだ」っていうのを、値踏みしている。

夜のイタリアの画像
本田先輩本田先輩の写真

観光で訪れても、ローマのレストランでエビとかカニを注文するのではなく、地元のものをちゃんと頼む。そうすると、レストランの態度も変わる。おすすめを持ってきたり。そういう、テーブルにまつわることはすごい大事。パスタすすったり、皿持ち上げたりしたら、あかん。でも、一旦心を許した関係になると、楽しむっていうのは彼らのスタンス。こっちが好きになったり、腹を割ったりしないと、向こうも感じるからね。イタリア人と食事に行くときは気をつけてください。でも楽しまないと、ビジネスライクだとバレちゃうからね。

本田先輩の写真
エリナちゃん

本田先輩!色々なお話、ありがとうございました~!

あとがき

「教えて!モンテさん」もついに最終回!ここまでお読みいただいた皆さま、本当にありがとうございました。記念すべき今回は、広域営業部長の本田先輩にお話を伺いました。

本田先輩といえば、昨年まで長らく開発部で、流暢なイタリア語でメーカーとやりとりされていたのが印象的ですが、イタリア語を学び始めたときのエピソードから、イタリア人とビジネスでお付き合いする時の心得まで、色々なお話を伺えて勉強になりました!

そんな本田先輩もご愛用のトリュフソルト、私も鶏天や目玉焼きにかけて使ってみました!淡泊な鶏むね肉の天ぷらに、華やかな香りの白トリュフソルトをかけると一気にリッチな味わいに♡ 半熟卵×黒トリュフの相性は言わずもがなですね!皆さまも是非お試しください★

鶏天や目玉焼きの写真

さて、今回で最終回といいつつ、
まさかの次回もお楽しみに!?

エリナちゃん

今回ピックアップした商品

タルトゥーフランゲ
“オーリ・ディ・ランガ” 黒トリュフソルト /30g

1,762円(税込)

商品コード : 5937

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タルトゥーフランゲ
“オーリ・ディ・ランガ” 白トリュフソルト /30g

2,019円(税込)

商品コード : 5936

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チボッタ
チボッタ トリュフ フレーバード・エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル /250ml

2,019円(税込)

商品コード : 1951

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※掲載記事の情報は2025年2月にご購入者様へ配布した記事を元に作成したものです。

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