ワインと合わせる
大人のホームパーティーメニュー　
秋冬　レシピ vol.3
トリュフクリームソースで作る
卵のグラタン モルネーソース

秋冬の大人のホームパーティーメニューも3品目。今回は大人の食材の王道ともいえるトリュフ！トリュフクリームを使用することで、手軽だけど豪華な一皿で、パーティをより素敵に演出できます。基本を押さえたアレンジメニューを、今回も料理研究家の西祐子さんに教えていただきました。年末にかけて一度は飲みたいワインの王バローロと、トリュフ香るグラタンの組み合わせは、最高の大人の贅沢メニューです。

今月はリッチな香りのするITALI＠（イタリアット）のトリュフクリームを使ったレシピをご紹介したいと思います。トリュフと言えば、合わせたい食材は「卵」。スクランブルエッグやオムレツに贅沢にもトリュフのスライスを散らしたり、目玉焼きにたらりとトリュフオイルをかけたり、トリュフ×卵は言わずと知れたベストマッチな組み合わせです。

そこで今回は、gratin d’æuf（グラタン・ドゥッフ）というフランスの家庭でよく食べられる卵のグラタンを、香り高いトリュフクリームを使って、家庭料理の卵のグラタンを少し格上げさせたいと思います。

まずグラタンに欠かせないのはベシャメルソース（ホワイトソース）。通常バターと小麦粉、牛乳で作るベシャメルソースですが、このトリュフクリームには米粉なども入っていて、少し濃度があるので、小麦粉は使わず、少量の牛乳とトリュフクリームでベシャメルソースの代わりに。更に卵黄も加えて、モルネーソースというベシャメルソースをより濃厚にしたソースに仕上げました。しかもこのトリュフクリームはしっかりお味もついているので、塩胡椒など余分な味付けの必要もありません。まさにトリュフの香りを楽しむためのレシピになったかと思います。

合わせたワインも、トリュフとは鉄板の組み合わせのブドウ品種ネッビオーロで造られるバローロをチョイスしました。
ワインのお供にも、お肉やお魚の付け合わせとしてもおすすめのグラタン、熱々で召し上がって下さい。
家族や仲間と集う機会の増える秋の夜長のワインタイムに、トリュフの香りをまとったグラタンとバローロのペアリング、ぜひお楽しみください！

1. 卵2個は冷蔵庫から出したてのものを水から茹でて、8分程固めの茹で卵にする。殻をむき、半分に切る。
2. 玉ねぎとブラウンマッシュルームはスライスする。
3. 小鍋又はフライパンに分量のバターを溶かし、玉ねぎをよく炒める。
4. マッシュルームも加え炒めたら、白ワインを加えて煮詰める。

1. トリュフクリームと牛乳を加え、時々かき混ぜながら4～5分程中火弱で煮詰める。
2. 火からおろし、卵黄を加え混ぜ合わせる。

1. ２つの耐熱皿に⑥のモルネーソースの1/4量をそれぞれ入れる。切った茹で卵を黄身が見えるようにのせる。残りのモルネーソースを卵が隠れるように上からかける。シュレッドチーズをそれぞれ散らす。

1. 200℃に予熱したオーブンで15分程こんがり焼き色がつくまで焼く。熱々のうちにいただく。

1. ✓耐熱皿は写真のような浅いものがおすすめです。
2. ✓今回はマッシュルームを使いましたが、しいたけやしめじ、舞茸などお好みのきのこでも。
3. ✓茹で卵は半熟などお好みの固さで茹でても大丈夫です。
4. ✓シュレッドチーズは予め細かく刻んでおくと、満遍なくきれいな焼き色が付きます。