教えて!モンテさん

美味しくて色々使えてすごーい! 豆の水煮レシピ3品いただきますの巻

2024.5.9

エリナちゃんのイメージ画像 カ・モンテ オンラインを運営する、モンテ物産の若手社員、エリナちゃんが、部署の垣根を越えて色々な先輩に自社の商品について教えてもらうという、この企画。 エリナちゃんのお勉強に、読者の皆様もお付き合い。イタリアの食文化を深く楽しもう!!

エリナちゃん

荒井先輩!お疲れ様です。今日は久しぶりの特別編ということで、料理を教えていただきながらお話を伺えればと思います! まず簡単に自己紹介をお願いします!

荒井先輩荒井先輩の写真

流通営業部の荒井です。えーっと、とりあえずパスタやなー、お湯沸かすかー。エリナちゃん、パスタ200g茹でて~。

荒井先輩の写真
エリナちゃん

はい!

荒井先輩荒井先輩の写真

1994年に入社したから、今年で29年目やなー。7年前から東京来たけど、それまではずーっと大阪やでー。

エリナちゃん

そうだったんですねー! 今日は豆料理を教えていただけるということですが・・・

荒井先輩荒井先輩の写真

豆って煮込み料理やから、仕込みは昨日家でやってきました(ドーン)。今日のメニューは~ プーリアで食べて感動したミネストローネ ワインのつまみに最高なひよこ豆(チェチ)とシーフードのマリネ 白いんげん豆のクリームパスタ

エリナちゃん

わ~!どれも美味しそうですね!!もうお腹がすいてきましたー!!イタリアは豆料理って多いんですかー?

荒井先輩荒井先輩の写真

イタリアというか、ヨーロッパは多いと思うねー。日本でも豆は多く使われてるけど、ちょっと違う。日本では発酵とか加工して食べることが多いやろー?醤油とか味噌、豆腐に納豆とか。あとはあんこ。イタリアだと豆を料理して食べることが多いけど、日本だと加工してから食べることが多いなあ。

エリナちゃん

そうですねー、煮豆というとお正月に食べる黒豆くらいですよね~。

荒井先輩荒井先輩の写真

まーもちろん、大豆とかを根菜と煮込んだ煮豆とかもあるけどねー。あとは、昔なんかの本で読んだけど、枝豆とか空豆とか、茹でただけで塩ふって食べるとか、世界的にもめずらしいらしいでー。

エリナちゃん

そうなんですねー! イタリアでは南北どこでも豆は食べられているんでしょうか?

荒井先輩荒井先輩の写真

せやなー、イタリアも結構いろんなとこ行ったけど、北でも南でも出てくるねー。一般的に南部の貧しい人が食べるっていう認識が日本人に限らずイタリア人もあるみたいやけど、実際はどこでも食べてると思う。エミリア=ロマーニャ州のモデナの郷土料理で有名なコテキーノ(豚挽き肉に頬の脂身と皮、スパイスを混ぜた腸詰)やザンポーネ(コテキーノと同じく豚挽き肉などを豚足に詰めたもの)の付け合わせにはレンズ豆が定番やし。けど北に行くとポレンタ(とうもろこしの粉)とか、米とか多く出てくるので、そういう意味では中部から南部が多いかもね。トスカーナといえば白いんげん豆が郷土料理として有名で、トリッパ(ハチノスなどのモツ)の煮込みとか、リボッリータ(余った野菜や豆、硬くなったパンなどを煮込んだスープ)、あとは付け合わせとかも豆が多いよね。

エミリア=ロマーニャ州のモデナの郷土料理
エリナちゃん

確かにトスカーナだと、いろんなものに豆が入ってますね!

荒井先輩荒井先輩の写真

保存のきく食材やし、安価で栄養価も高いから、昔から多く食べられてきたんとちゃうかなー。枯れた土地でも作りやすいっていうのもあって、あぜ道とか山岳地帯とか、小さい隙間で作れるっていうのも、イタリア中どこでも食べられてる理由のひとつなんやろなー。

エリナちゃん

そうなんですねー!イタリアで豆っていうと主食なんでしょうか?おかずなんでしょうか?

荒井先輩荒井先輩の写真

両方あんねん。北の方行くと付け合わせにするのが多いねん、南の方行くと豆をしっかり食べる、って感じやなあ。

エリナちゃん

なるほどー。今担当されているスーパーさんなどの小売業界でも、このチリオの豆は売れていますかー?

荒井先輩荒井先輩の写真

いやぜんぜん(笑)。でもこれからとちゃうかなー。ヘルシーやし、サスティナブルな観点からも、日本で大豆ミートとかも流行り始めてるしなー。

~【レシピ①】プーリアで食べて感動したミネストローネ~
イラスト画像
<材料>
  1. じゃがいも、たまねぎ、にんじん、セロリは5mm程度の大きさで粗みじん切りに、ベーコンは幅1cm/長さ3cm程度の短冊に切ります。
  2. フライパンに①を入れ、全ての野菜に火が入るまでしっかりと炒めます。
  3. 豆の水煮をパックに入っている煮汁も一緒にフライパンに入れ、更に250ccの水を追加して沸騰させます。沸騰したら蓋をして、弱火で15分煮込みます。煮込み終わったら、火を止めて少し冷まします。
  4. 粗熱が取れたら計量カップで450ccほど野菜と豆を取り出し、ミキサーでしっかりと撹拌します。
  5. ④をフライパンに戻して温め直し、塩で味をととのえます。
調理中の写真
<ポイント>

②で焦がさずに時間をかけてしっかり野菜に火を入れる事で、野菜の旨みと甘みを引き出します。お好みで粉チーズやオリーブオイルをかけて召し上がれ♪

荒井先輩荒井先輩の写真

これはプーリアのアルベロベッロで食べて感動した味を再現してみたんや。現地のメーカーに行くと会食ですごい量の料理が出てくるんやけど、しこたま飲み食いして、胃がもたれてる翌日に、このスープを食べたのがあまりにも美味すぎて(笑)。

エリナちゃん

心にも体にも染みわたる味わいだったんですね~(笑)。では、さっそくいただきまーす!!ん~美味しい!イタリア留学時代に食べたことあるような、なんだか懐かしい味ですね!ミネストローネっていうと日本だと、コンソメ味のトマトスープが多いですけど・・・

荒井先輩荒井先輩の写真

「具沢山のスープ」っていう意味やから、現地では色んなミネストローネがあんねん。今日のこのスープにも、酸味が好きな人はトマト入れても美味しいと思うで。

~【レシピ②】ワインのつまみに最高!! ひよこ豆(チェチ)とシーフードのマリネ
イラスト画像
<材料>
<マリネ液>
  • 白ワイン・・・250cc
  • ビネガー・・・210cc
  • 砂糖・・・大さじ4
  • 塩・・・大さじ2
  • アッラ・ガルム・・・大さじ2
  • オリーブオイル・・・240g
  1. イカ、エビ、ホタテを食べやすいサイズに切ってボイルします。
  2. きゅうりは包丁の腹で潰してタネを取り、食べやすいサイズにちぎります。
  3. マリネ液を作ります。白ワインを沸騰させ、アルコールを飛ばします。粗熱を取ったら他の材料を混ぜます。
  4. 魚介と野菜としっかり水気を切ったひよこ豆をバットなどに入れて、マリネ液に漬け込みます。
  5. 冷蔵庫で寝かせます。2~3時間~一晩寝かせて完成!
調理中の写真
<ポイント>

マリネ液にアッラ・ガルム(魚醤)を使うことで味わいがワンランクアップ!
★アッラ・ガルムはカ・モンテで購入できます。

荒井先輩荒井先輩の写真

今日はボイルした冷凍のイカとエビとホタテ、それから生のアトランティック・サーモンにキュウリ。個人的にキュウリの食感が好きやねん。イタリアらしくズッキーニでもええんやけど、歯ごたえがそこまで残らんから。

エリナちゃん

魚介がたくさんで贅沢ですね!魚介やキュウリ、ひよこ豆と、味わいと食感のコントラストが素敵ですね!これは白ワインが進んじゃいますね~!!

~【レシピ③】白いんげん豆のクリームパスタ~
イラスト画像
<材料>
  1. スパゲッティを茹でます。
  2. 玉ねぎは薄くスライス、ベーコンは短冊切りにします。
  3. フライパンにアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノを入れてたまねぎ、ベーコンを炒め、バターを加えます。
  4. 牛乳を温めて、ブロード・ディ・ポッロを溶かします。
  5. ミキサーに水を切ったカンネッリーニと③を入れ、ペースト状に潰します。
  6. フライパンに⑤を加え、混ぜ合わせます。、ペースト状に潰します。
  7. 茹で上げたスパゲッティを加え、塩、コショウで味をととのえます。
調理中の写真
<ポイント>

ショートパスタはもちろん、リゾットやバゲットに塗ったり、お好みのアレンジでお楽しみいただくのもおすすめ◎。
★ブロード・ディ・ポッロ、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノはカ・モンテで購入できます。

荒井先輩荒井先輩の写真

もう年も年やから、生クリーム使ったパスタは重たいんやけど、これやとちょうどええねん。生クリームが重たいとか、動物性の脂肪分をあまり摂りたくない人は白いんげん豆をペーストにしてクリームにすると、あっさりしてて美味い。

エリナちゃん

流行りのたんぱく質も摂れますしね!

荒井先輩荒井先輩の写真

あんまりにも淡白すぎるから、ちょっとバター入れたけどなぁ。具もベーコンと玉ねぎやから、カルボナーラに近い味わい。

エリナちゃん

ん~美味しいっ!確かにカルボナーラより重すぎないというか、白いんげん豆のソースということでギルティフリーですね♡ もぐもぐ・・・

荒井先輩荒井先輩の写真

こういう豆料理に興味を持ち始めたのって、一人でイタリア行くようになってからで、それまではピッツァの名店とか、モッツァレッラの美味い店とか、ここ行ったらビステッカや!とか、いわゆる王道のお店を勧められて行ってたんやけど、そういうとこで豆料理ってわざわざ注文せえへんやろ?

豆のおかずの写真
エリナちゃん

そうですねー。

荒井先輩荒井先輩の写真

ワイは気に入った店ができたら、何度もそこの店に通って、その店のメニュー全部食べたいって思うタイプやねん。そうやって全メニューを制覇していくうちに、こういう豆料理にも出会って、興味を持ったねー。

エリナちゃん

豆料理って美味しいですね!私も今までそんなに気にかけてなかったですが、すごく美味しくて、体にも優しいし、改めて豆のすごさにビックリしました!

荒井先輩荒井先輩の写真

せやなー。しかもこのチリオのシリーズは水煮で使いやすいし、テトラパックで手軽やからね。使い切れんかったら、水気をしっかり切って冷凍しといても、こういうスープとかソースにする分には、問題ないし。ミキサーとかハンドブレンダーとか出してくるのめんどくさかったら、白いんげん豆なんかは木べらでガンガンガンガン!ってやったら、潰れるしね。

エリナちゃん

なるほど!確かに、お鍋の中で潰しちゃえばいいですね~。

荒井先輩荒井先輩の写真

どうしても豆は皮があるから、ミキサーの方が細かくはできるけど、まあ粗いのも素朴な家庭料理っぽくて、ええんちゃうかな。

エリナちゃん

ごちそうさまでしたー!どれもとっても美味しかったです!それでは最後にカ・モンテ オンラインのお客様へひと言お願いいたします!

荒井先輩荒井先輩の写真

食材・ワインともにイタリアの本当に良い物を揃えているので、イタリア現地の味を再現できると思います。これからもスタッフみんなで、使い方などをこのように発信していきたいと思っていますので、楽しんでいただければと思います!

荒井先輩の写真
エリナちゃん

荒井先輩、今日はありがとうございました!
あ、このパスタおかわりもらいます~!! モグモグ・・・・

あとがき

今回は、流通営業部で大手小売チェーンなどを担当されている、荒井先輩にお話を伺いました! 社内でも、料理上手で知られる荒井先輩。送別会や忘年会などの社内イベントでも、たくさんの美味しい料理を用意してくださったんですよ♪ そんな荒井先輩のおすすめは「豆の水煮」。イタリアの味がそのまま再現されたミネストローネに感激しました!

私が留学していたフィレンツェでも、スーパーのお惣菜コーナーにファジョーリ・アル・ウッチェレット(白いんげん豆のトマト煮込み)やズッパ・ディ・レグーミ(豆がメインのスープ)など、色んな種類の豆のおかずが並んでいて、毎日のように食べていたのを思い出して懐かしくなりました。

豆が主役のレシピをたくさん教えていただいたので、 おうちでも作ってみたいです★

皆さんも、体に優しい豆料理に
チャレンジしてみませんか?

次回もお楽しみに!

エリナちゃん

今回ピックアップした商品

チリオ
チェチ(ひよこ豆)の水煮 /380g

293円 (税込)

商品コード : 5045

チリオ
カンネッリーニ(白いんげん豆)の水煮 /380g

293円 (税込)

商品コード : 5046

チリオ
ボルロッティ(うずら豆)の水煮 /380g

293円 (税込)

商品コード : 5049

チリオ
レッドキドニー(赤いんげん豆)の水煮 /380g

293円 (税込)

商品コード : 5050

※掲載記事の情報は2023年3月にご購入者様へ配布した記事を元に作成したものです。

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